【Trainer】

テニス肘に対してのアプローチ(実践編)

【臨床編】にあるような等速性マシーンは限られた施設でのみ利用可能な為、一般的なガイドラインでは短縮性負荷を用いず、また時間をかけて制御しながら伸張性局面を実施する必要があります。また、可動域で痛みを感じない事が理想であり、痛みを伴う可動域でのエクササイズは伸展性を低下させたり、傷害を悪化させる可能性がある為、痛みは避けるべきであると考えます。

テニス肘に対してのアプローチ(臨床編)

テニス肘は35~55歳に多いとされ、有病率は一般の1~3%と言われています。特徴として罹患者の70%が利き腕に発症し、手を多く使用する労働者の15%、テニス競技者の7%に多く現れているといわれています。痛みの軽減方法や有効とされる治療についてまとめました。

Force Couple(フォースカップル)

地面に対して長軸方向に動作する場合や身体を捻りながら行う旋回動作などにそれぞれに共通してみられる筋の協働があります。一般的に「フォースカップル」といい深垂直サブシステム、後方斜めサブシステム、前方斜めサブシステム、側方サブシステムと4種類に分けられます。

ジョイントサポートシステム

それぞれの筋肉は動作に応じて収縮する部位を変化させ、状況によって筋の収縮様式を変えます。ジョイントサポートシステム(Joint support system)とは深層筋による関節の安定や支持、表層筋による関節の可動に関する機構を指します。これらの機構がどのような状況でどう働くのかを確認していきたいと思います。

筋の特徴/張力・速度・協調

筋は収縮様式によって速度・出力・長さのそれぞれに特徴があります。様々な側面から収縮様式や長さ・張力関係、力・速度曲線を関係性と合わせて下記に記載します。

OPTモデルについて

OPTモデル(Optimum Performance Training Model)とは最適なパフォーマンス向上を目的とするNASMが提唱するメソッドになります。大きく3つの要素から成り立っており、細かく6つの段階に分けられ構成されているのが特徴です。

インテグレーテッドトレーニングの構成

インテグレーテッドトレーニングは動作に焦点を当てる事により、競技者を高いレベルに押し上げ多くの方の障害予防に役立つ体系的なトレーニングです。 それらを実際に行うに当たって構成されたトレーニングプログラムを把握する事が重要となり、全部で6つあります。 それらのトレーニングについて考えたいと思います。

インテグレーテッドトレーニングとは

ファンクショナルトレーニングやコアトレーニングなど、トレーナーはクライアントに適したプログラムを提供しなければならずニーズを把握する事が重要です。数多くある中で、特に動作へ焦点を当てた独自のメソッドを提供しているNASMのIntegrated Trainingについて考えたいと思います。

子宮内膜症とトレーニング

子宮内膜症とは子宮内膜と呼ばれる組織が、卵巣や腸の腹膜などの子宮外で増えてしまう病気です。その場合、独特な痛みが主な症状となりますが、低用量ピルの服用によって症状を和らげる方法があります。日頃トレーニングをしている場合、痛みの程度やコンディション状態を知ることが子宮内膜症とうまく付き合っていく鍵になります。

筋力トレーニングと柔軟性

筋肉を鍛え過ぎると柔軟性が低下するという話があります。これは正解とも不正解とも言い難い表現であり、筋力トレーニングによって柔軟性が向上することは多くの研究で示されている事は、多くの方はあまり知らないようです。 しかし、誤ったトレーニングによって柔軟性が低下するという例もある事からどのような違いが柔軟性に影響しているのか下記に記載していきます。

筋力トレーニングの特異性とは

バーベルやダンベルを用いて行うフリーウエイトトレーニングでは、トレーニングの目的をしっかりと定めて行う必要があります。 目的を達成するためにの手段として筋力トレーニングがある訳ですが、どのような考え方に立脚してプログラムを組みかが重要です。...

筋トレ種目の順番/コアエクササイズと補助エクササイズ

筋力トレーニングを行う順番には、見る視点によって多くの並べ方があります。例えばベンチプレスとラットプルダウンを交互に組み替える方法はスーパーセット法と呼ばれ、相反して働く拮抗筋群に視点を当てる事によりトレーニングの順番としています。

熱中症と水分補給

一般成人男性の体重の約6割が水分とされ、体重3%の脱水で持久性体力の低下、5%の脱水で筋力・パワーの低下が研究で明らかになっています。また、極度の脱水は生命の維持が危ぶまれ、熱中症が発生しやすいとされる5~9月は、毎年5万人以上の方が搬送されます。