五輪ファッションBEST10に選ばれ、空手界の綾瀬はるかと話題になったオリンピック銀メダリストの清水希容(しみず きよう)選手
持ち味である流れるような受けと払い、速さのある突きや極めの秘訣などトレーニングから見ていきたいと思います。
プロフィール
清水選手は、小学校3年生から空手を始め、20歳で全日本選手権を史上最年少で優勝している経歴を持っています。
流派は四大流派の1つである糸東流(しとうりゅう)であり、形が他の流派と比べ種類が多く、素早さやキレが特徴的な流派となっています。
予選・準決勝・決勝
形の予選では上位6名がメダルバウトへ進み、準決勝・決勝へと駒を進めます。(ルールについてはこちら)
首位で通過した清水選手は決勝でサンドラ・サンチェス(スペイン)と対戦し、0.18点の差で敗れ銀メダルとなりました。
予選2回目 チバナノクーサンクー(27.86点)
決勝 チャタンヤラクーサンクー(27.88点)
過去の受賞歴
空手の才能と美貌の美しさをを兼ね備えた才色兼備であるのは言うまでもない位に多くの全国大会、国際大会で優勝しています。
しかし、国際大会に限定してみると2018年より優勝から遠ざかっております。
以下に主な大会と順位について記載します。
2018年世界空手道選手権大会(女子形)/銀メダル
2017年ワールドゲームズ(女子形)/銀メダル
2014・16年世界空手道選手権大会(女子形)/金メダル
参照URL:Wikipedia
稽古以外のトレーニング
Instagramでトレーニングを紹介していました。
特に興味深い点は下半身の力が非常に強く、様々なトレーニングアイテムを用いて工夫をしながらトレーニングをしています。
ヨガについては形の最中に呼吸が乱れるという事からしっかりと正しい呼吸が出来るようにレッスンを受けているそうです。
また、スクワットの動作でも競技の特異性を考慮し、フルスクワットではなくハーフやクォーターでの切り返しを重視したウエイトトレーニングを行っています。
1.ヨガのレッスン中
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2.ウエイトトレーニングとミニハードルトレーニング
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3.スライドディスクを用いたトレーニング
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4.オリンピックバーを保持してサイドステップ
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最後に
東京オリンピック2020では惜しくも2位の結果となった清水選手ですが、相手のサンドラ・サンチェス選手(スペイン)は欧州空手道選手権大会を連覇する強者であり、2018年の世界空手道選手権大会で清水選手に勝利しています。
サンドラ・サンチェス選手の形は女性には珍しい力強さがあり、清水選手と比べて10歳以上も年上の選手になります。
今後もチャンピオンとして君臨する可能性を秘めており、ライバルとしてどのような形をするのかが問われているように感じます。
清水選手のSNSでは形に対して熟考し、様々なトレーニングを実践しています。
まだまだ選手として大きく伸びる可能性がある為、今後の活躍に期待です。
引退
2024年5月13日に所属するミキハウスにて5月19日の実業団の退会を最後に引退をされる旨が発表されました。
2022年の全日本選手権では、過去に7連覇の経験がある上で3位の結果となり「ここで負けてしまったので1度立ち止まって考えようかなと思う」と心中をお話していました。
初めて空手道が種目に採用されたオリンピック2020では、女子形の部で準優勝という快挙を成し遂げ、日本の空手会のみならず世界の空手会にも大きな影響を与えた選手です。
競技引退にあたり、下記日程にて記念演武を行うとの事で、詳細をまとめました。
【日程】5月19日(日)
【時間】
9:00 開会式
9:30(予定) 演武・本人コメント
※開会式終了次第、演武披露。進行により前後する可能性がございます。
【場所】兵庫県・尼崎市記念公園ベイコム総合体育館
【実施内容】記念演武披露