2020オリンピック決勝戦(空手男子形)でスーパーリンペイの演武を行ったスペインのダミアン・キンテロ選手はSNSでとても話題になりました。
ダミアン・キンテロ選手について
アルゼンチンの首都であるブエノスアイレスに生まれてダミアン・キンテーロ選手は5歳の時にスペインへ移り、現在は首都のマドリードに住んでいるそうです。
2010年にセルビアで開催された世界選手権では団体形で銅メダルを獲得しており、その後のワールドクラスの大会でも数々の賞を獲得しています。
また、マドリード工科大学で航空工学の学位を取得する秀才であり、文武両道といった側面が窺えます。
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SNSでの広がり
Twitterの反響は凄まじく、オリンピックの空手形にすごいのがいるぞ(いろんな意味で)と話題沸騰。
アニメや漫画のキャラクターに似ていると言った内容や単純にイケメンと言った投稿まで、短時間に多くのつぶやきが発信されました。
空手 形 で喜友名諒選手と決勝で対戦した #超絶イケメン ダミアン・キンテロ選手、
ゴールデンカムイの鶴見中尉に似てるよね
昨日からずっと騒いでるんだけど誰も分かってくれない🥺
大塚芳忠さんの声で脳内再生される pic.twitter.com/nl2bQVEk6l— maity (@maity_neco) August 7, 2021
つうか空手形スペイン代表、出身といいルックスといいまんま餓狼伝説のローレンス・ブラッド過ぎる…と思った格ゲー老人会 pic.twitter.com/IW57Ylppim
— あずきおさみつ@skeb受付なう (@azukiosamitu) August 6, 2021
空手の男子 形 決勝に出場してる、スペインのダミアン・キンテロさん、顔がめちゃめちゃ濃くて格好良すぎる pic.twitter.com/JppjllmP2o
— ひきこうもりの影武者 (@Hikikomori_1) August 6, 2021
過去の受賞歴
容姿のカッコよさだけでなく、スペインの代表として決勝へ勝ち上がる選手なので過去の大会を見ても多くの受賞歴があります。
以下に主な大会と種目について記載します。
・2013年・2015年欧州選手権／個人形・団体形 -金メダル
・2014年世界選手権／男子団体形 -金メダル
・2017年ワールドゲームズ／個人形 -銀メダル
・2019年ヨーロッパ競技大会／個人形 -金メダル
・2020オリンピック／男子形 -銀メダル
参照URL：Wikipedia
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稽古以外のトレーニング
Instagramを拝見すると稽古以外にもウエイトトレーニングやSAQトレーニングなどを行っており、東京2020男子形金メダリストの喜友名涼選手と同様にウエイトトレーニングを行っている動画も投稿していました。
ウエイトを用いたレジスタンストレーニング
通常スクワットではしゃがみ込んでからの切り換えし動作は意図して停める事はありません。
しかし、動画ではボトム位置で1度止まってから、挙上動作に入っている点が特徴です。
空手の型は完全にストップした状態から次の挙動へと繋がる為、それを意識した特異的なトレーニングとなっています。
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メディシンボールやTバー、チューブを用いたトレーニング
TRXと呼ばれるグリップの付いたベルトを使ったトレーニングが非常に独特です。
通常、広背筋を鍛える動作を行う場合は脇を開きながら手首をニュートラルまたは回内位で水平内転を行います。
しかし、こちらの動作ではニュートラル回内位から回外位で引き寄せを行っています。空手の突きから引き手を意識した特異的なトレーニングと考えられます。
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バトルロープや切り返しのトレーニング
2種目目のサイドホップですが片足での支持を意図して行っているように見えます。
片側支持は多くのスポーツで重要な動きとなり、型は全体を通して次の挙動動作は基本片足で移行します。
ホップからの切り返しで片足の支持は基本的な動きになりますが型を意識したトレーニングと考えられます。
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ケーブルマシン／KEISER(カイザー)を用いたトレーニング
KEISERは社名になり、ケーブルマシンを利用したトレーニングになります。
ケーブルマシンの特徴として様々な角度から負荷を加える事が出来る非常なファンクショナルなトレーニングになります。
腰に巻いた状態でくるりと1回転していますがこれはベルトとケーブルを使ったトレーニングならでわと言えます。ケーブルトレーニングは多方向に動くことが可能ですが、3面の動きをこれだけ複雑にこなせるマシンはケーブルマシンの利点を最大限活かしたトレーニングと言えます。
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最後に
ダミアン・キンテロ選手の形は軸がブレず、正確で緩急がしっかりと区別された特徴があります。
軸の強さは形をする上で次の技を繰り出すために必要な要素となり、技に力を伝える上でも大切になってきます。
彼のトレーニングを見ると特に安定性にフォーカスしたトレーニングや体幹を利用した回旋系のトレーニングが多い傾向があります。
過去の試合を見てみると何度も喜友名涼選手に敗れており、永遠のライバルという構図になりそうです。
2021年現在、37歳という年齢になりますが今後の活躍がとても楽しみです。
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