今回初めてオリンピック競技に採用された空手は過去に3度、正式競技候補になっていたものの、毎回最後の選考で落選してきました。
しかし、WKF(世界空手連盟)の積極的な働きかけにより、東京オリンピックにて正式種目として採用されました。
1種目で1国1名のみの選手枠となっており、合計82名の選手が出場します。
日本のみ開催国枠の制度により8名が出場します。
種目
今回採用された種目は男女合わせて8種目になり、男女別で型が1種目と男女別・体重別で組手が3種目になります。
1.女子形
2.女子組手55㎏級
3.女子組手61㎏級
4.女子組手61㎏超級
5.男子形
6.男子組手67㎏級
7.男子組手75㎏級
8.男子組手75㎏超級
ルール(組手)
組手のルールは非常にシンプルであり、特定の場所に突きや蹴り、打ちを正確に力強く決めたら得点となります。
有効打には1点~3点の得点が加えられ、特定の部位にどのような攻撃を行うかによってポイントが決められています。
時間内で同点だった場合、延長戦が行われ先にポイントを先取した方が勝利となります。
時間:3分
勝敗:試合終了時に得点の高い選手、または8点差の選手が勝利
得点:以下の点数
・1点/上段(頭部や頸部)への突きや打ち
・2点/中段(胴体)への蹴り
・3点/上段(頭部や頸部)への蹴り、足払いなどで相手を倒した後の打撃
禁止事項:カテゴリー1、カテゴリー2の2種類に分類されています
・カテゴリー1/過度な接触技、金的や関節の攻撃、相手を掴んでの投げ技など
・カテゴリー2/大げさに負傷を演じる、故意の場外、戦意喪失行為
ルール(形)
指定されている形を演武する事によって「技術点」、「競技点」を評価します。
審判は7名で両項目をそれぞれ5点~10点で採点(0.2点刻み)を行い、両項目の上位2名と下位2名を除いた3名の点数を合計します。
算出された技術点の70%(最高21点)、競技点の30%(9点)を合計した点数で競います。
時間:なし
勝敗:各組予選で点数による上位3名、決勝と3位決定戦のみ対戦による点数判定
種類:102種類
競技方式(組手)
1次リーグにて各組5名の選手による総当たり戦(合計10名)が行われ、各組で上位2人が準決勝へ進み、勝者は決勝戦へ進んで敗者は3位となります。
女子組手55㎏級決勝 2021年8月5日 20:50~
女子組手61㎏級決勝 2021年8月6日 20:40~
女子組手61㎏超級決勝 2021年8月7日 19:55~
男子組手67㎏級決勝 2021年8月5日 20:40~
男子組手75㎏級決勝 2021年8月6日 20:50~
男子組手75㎏超級決勝 2021年8月7日 20:05~
競技方式(形)
予選は5名ずつで2組に分かれて1人2回演武を行います。
各組で上位3名が準決勝へ進み、同組の3名の中から各組の最上位選手1名を選出し決勝へ。勝者は優勝、2位は別組3位と3位決定戦を行います。
空手女子形メダルバウト 2021年8月5日 19:30~
空手男子形メダルバウト 2021年8月6日 19:30~