インフルエンザにつきまして

11月に入りインフルエンザ予防接種のご案内をさせて頂きます。
例年、12月に流行り年明けの1月下旬~2月にピークを迎えるとされるインフルエンザですが、感染後1~4日間の潜伏期間を経て、発熱や頭痛、全身の倦怠感などの症状が現れる特徴があります。また咳や鼻水、喉の痛みなどの呼吸器疾患が現れる事が多い為、風邪と捉える方も多い傾向にありますが「風邪」と「インフルエンザ」は、明確に異なるとされております。


インフルエンザの原因は風邪とは異なるウイルスで症状も風邪より重くなる傾向があります。またインフルエンザウイルスは気道の奥の細胞まで影響を及ぼす為、何よりも発症そのものをなるべく防ぐ事が肝心となります。

「インフルエンザウイルス」

「ラノウイルス(風邪の30%~50%の方が感染しているとされるウイルス)」

予防策としてはインフルエンザの予防接種を毎年受ける事が最善とされますが、年齢によって接種に若干の違いがあり、生後6ヶ月以上から13歳未満までは2回接種が推奨され、13歳以上ですと1回ないし場合によっては2回とされております。


インフルエンザの予防接種は、接種してから3週間後に効果が現れるとされる為、11月中の接種が望ましいとされる為、今月中に行っていただくのが得策かと思います。
副反応として接種した場所の赤みや腫れ、痛みなどが挙げられますが接種者全体の1割~2割程度であり、通常2~3日で収まる為、極端に心配する必要はございません。5%~20%で発熱、頭痛、寒気やだるさもありますがこちらも2日~3日で落ち着くとされます。極まれに蕁麻疹や呼吸困難、血圧低下などアナフィラキシー様症状を呈するとされますが数万~数十万の確率とされる事から補足として知っていただければと思います。


本日は11/3の文化の日という事もあり、多くの方がお出掛けになっている様子が窺えましたが引き続きマスクの着用と手洗いうがいの継続をお願い致します。