日本人女性の痩せの割合

日本国民の20歳以上を対象とした肥満者の割合は男性と女性で異なります。

下のグラフは20歳以上の肥満者の割合を1982年から2019年まで調査した統計になり、1982年(昭和57年)の肥満率は男性19.0%、女性は21.8%となっています。

男性の場合、徐々に右肩上がりで増えていき2009年(平成21年)の30.5%から横ばいとなり2019年(令和元年)では33.0%と国民の3人に1人は肥満という結果になっております。

女性の場合、1982年から2019年まで21.8%から22.3%と横ばいに推移しており、男性の数値と比べて対照的な結果となっています。

20歳以上の肥満者の割合(年次推移)

女性の場合、肥満率が一定に保たれているという点では一見すると良い影響に思えます。

しかし、現在の状況から背景をみると先進諸外国と比べて痩せの割合が非常に多く、出産における低体重児についての問題も浮かび上がってきます。

年齢群別の痩せ(女性)

下のグラフは年齢別の男女に於ける痩せの割合(平成30年度)になります。

痩せとは、BMIが18.5kg/㎡よりも少ない状態を指しており、それぞれの年齢幅によって痩せの分布が変化します。

男女共に20歳~29歳で痩せの割合がピークとなっている点は共通していえますが、数値でみた場合に男性が8.9%に対して、女性が22.3%と約2.5倍と非常に多い事が分かります。

やせの割合(BMI<18.5kg/㎡)の割合(20歳以上、性・年齢階級別)

 

女性の痩せの割合/年代別(平成30年度)
20~29歳   22.3%
30~39歳   15.5%
40~49歳   10%
50~59歳   11.6%
60~69歳   6.7%
70歳以上   10.7%
総数       11.1%

総数でみた場合、日本人女性の約1割が痩せ(BMI<18.5kg/㎡)に分類され、先進国の中でみれば非常に高い割合となっています。

各国の痩せの割合

米国 - 3.3%

韓国 - 6.5%
英国 - 5.9%
伊国 - 5.8%
日本 - 11.0%

体型に影響する要因

年齢
若年者の場合、学校生活や社会生活の中で痩せた体形が女性の間で好まれる傾向にあり、より「細さ」に対する憧れが影響していると考えられます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/personality/13/2/13_2_129/_article/-char/ja/

社会的背景

年代層の集団など

理想とする体重についての質問

現状の体重の印象について

厚生労働省より以下の質問を基にする調査が行われた。

「自身の体形をどう評価しますか

Q.自身の体型をどう評価しますか?

A.「太っている」「少し太っている」と思う女性の割合

20~29歳 44.0%
30~39歳 53.0%
40~49歳 59.4%
50~59歳 58.7%
60~69歳 58.1%
70歳以上 42.9%

全ての女性で自身の体形を太っていると捉える人が非常に多い。日本女性の肥満者の割合は20歳以上で22.3%(2019年)なので、肥満ではないが美容上の理由等で太っていると感じる人が多いように見受けられる。

理想とする体重について

上記と合わせて以下の質問も行われた。

「あなたの身長であなたが理想と考える体重はどのくらいですか」

20~29歳では48.6㎏(実測:53.0㎏)

30~39歳では50.2㎏(実測:54.5㎏)

40~49歳では51.5㎏(実測:56.8㎏)

50~59歳では53.5㎏(実測:57.9㎏)

60~69歳では55.0㎏(実測:58.9㎏)

70歳以上では56.3㎏(実測:58.9㎏)

※身長を160㎝で計算した場合

自身の体形を太っていると考えた理由

30歳以上では「過去の自分と比べて」が最多であったのに対して、20歳~29歳では「他人と比べて」という結果になった。

この年齢による違いはSNSによってより他者との比較が日常的に行えるようになったという点にあるように考える。

SNSにおいて投稿の評価についても実際に痩せの体形を女性は好むようである。