COMPRE Flossとは様々な強度のラバーを部位に巻き付け、自身で動かしたり他者から振動をかけてもらい、関節可動域の改善や周辺組織の違和感の解消を目的に使用されるコンディショニングツールです。
開発の経緯
スポーツ理学療法士Sven Kruse(ドイツ)とSanctbandの共同開発により誕生しました。
Easy Flossingという概念を基に開発されたコンプレフロスは、バンドを巻き付け、圧迫したまま自力や他力によって動作を行い、筋膜の状態を正常化する効果があるとされます。
Fascia(筋膜)の正常化が目的
Easy Flossingとは
参照URL:https://academy.sanct-japan.co.jp/about
使用方法
下記の①~⑧を順番に行う方法が一般的な使用方法です。
①目的の部位を決めたら遠位部から近位部にかけてコンプレフロスを巻く
②1週目は軽く、2週目以降はバンドが1.5倍になるよう巻き付ける
③バンドの1/2が見える範囲で徐々に巻いていく
④末端部はバンドとバンドの間に挟み留める
⑤巻いている部位を手で捻るように他動的な振動を加える
⑥筋肉が大きく動くよう自力で関節運動を行う
⑦他動的な振動と自力の関節運動を組み合わせ2分~3分で行い、バンドを外す
⑧最後に他動的な振動と自力の関節運動を行い終了
最後に
実際に前腕を専門の方に行って頂き感じた事は、バンドを外した後の感覚が従来のコンディショニングとは少々違うという点にあります。
コンプレフロスを巻かれている時は想像よりも強めに圧迫される感覚があり、その後の手技では皮膚を表面から動かされている感覚がありました。
2分ほどの手技でバンドの圧力から解放された時に感じる違和感は独特なものでした。おそらく1度の施術ではなく、数回に渡って繰り返すことにより実感を帯びるのだと思いました。
【参照・引用】
HP:https://www.sanct-japan.co.jp/